BitfinexやPoloniexで暗号通貨の貸し出しを自動で行う【CoinLend】のLendingBot
いくつかの暗号通貨コイン取引所ではAPIを提供していて、自動取引を行うことができるようになっていますが、取引量の大きい取引所では、Lendingという仕組みも提供していることがあります。
これは、コインをレバレッジ取引するユーザに暗号通貨を貸す仕組みのことで、借りた側はそのコインを使って売買を行いますが、貸した方はその対価として利息を得ることができるしくみです。
現在、暗号通貨の年利は下記のように、数十%にまでなります。現実の通貨の預金と比べると、すごく高いですよね。
暗号通貨の世界では、同じLendingの仕組みで、わざわざ自動化Botをセットアップしないでも、年利300%以上を得る方法もありますが、それについては、こちらの記事に詳しく書いてあります。この自動化Botサービスだけではなく、そちらに分散投資してみるのも、夢があります。
さて、Lendingの仕組みを提供している取引所に対応しており、なおかつそれを自動で行ってくれるサービスは複数あり、その特徴も少しずつ異なりますが、今回は、PoloniexとBitfinexという、大手の取引所に対応した自動LendingBotのサービスを提供している「CoinLend」をご紹介します。
Poloniexの自動Botサービスはいくつもありますが、Bitniexに対応したサービスは今のところあまりないので、重宝します。
また、BitfinexはPoloniexにはない、USDのLendingができますが、USDの貸し出し利息は、ほかの暗号(仮想)通貨よりも高い日が多いです。また、ほかの暗号通貨の利息もPoloniexと比べて若干高めですね。
リスク分散のために、私はコインのLendingは複数の取引所で行うようにしていますが、そういう意味でも、Bitfinexという選択肢が増えることは望ましいと思います。
1点、デメリットを上げるとすれば、自動Lendingができる預け入れ金額がPoloniexより高いことでしょうか。$50以上のUSDか、同等の価値のコインをLending用のWalletに預けていないと、API経由でのLendingができません。
とはいえ、Lendingによってある程度の利益を得ようとすれば、$50以上は預けても良いでしょうから、そこまでのデメリットにはならないかもしれませんが。
CoinLendの特徴
CoinLendはフリーの自動LendingBotサービスです。私たちに変わって自動で貸し付けを行ってくれます。最低の貸し出しレートや、貸し出し金額の範囲(最大/最小の金額)を指定したりできます。
対応している取引所は、PoloniexとBitfinexです。
自動でLendingするのにはAPIを使いますので、自分のアカウントでAPIを有効化して、Botに使わせます。この時に、きちんと権限を設定しておけば、自動でWithdrawされたりする危険をなくすことができますので、きちんと設定しておきましょう。(詳しい設定方法は後述します)
CoinLendの自動Botセットアップ(Bitfinex編)
ここでは、Bitfinexを例に、CoinLendでの自動Botのセットアップの方法をステップ・バイ・ステップで解説します。
CoinLendでユーザ登録
初めに、CoinLendでユーザ登録を行います。CoinLendのサイトに行ったら、画面中央の青いボタンの「SETUP BOT」をクリックします。
すると、以下のようなダイアログ ↓ ↓ ↓が開きますので「REGISTER」を押して、登録ダイアログに遷移します。そこで、e-メールアドレスとパスワードを入力して「REGISTER」を押せば登録完了です。
BitfinexのAPIをセットアップ
ユーザ登録を終えると、CoinLendの画面は以下のようになります。ここでBotの設定を行いますが、今回は真ん中のBitfinexを例にします。
真ん中の設定欄にAPIのキーをセットするので、まずはBitfinexに行って、APIを設定しましょう。その前に、Bitfinexでユーザ登録をしていない人は、登録してくださいね。また、Bitfinexでは、「Trading」と「Funding」という2種類のWalletがありますので、Fundingの方に資金をデポジットするか、TradingのWalletから移しておきます。
BitfinexでのFundingWalletへの資金のデポジット方法 ↓ ↓ ↓
ユーザ登録と資金デポジット後、右上の人物のアイコンからプルダウンメニューを開き「API」を選択します。ここで「Create New Key」をクリックして、CoinLend用のAPIを新たに作成します。
「Create New Key」をクリックすると、新規作成するAPIの権限設定の画面が開きますので、下の画面のように、
- Read権限・・・Account History, Margin Funding, Wallets
- Wriete権限・・・Margin Funding
にチェックを入れて、「Generate API key」をクリックします。
すると、「API-Key」と「API-Secret」が発行されます。これをコピーして、CoinLend側の先ほどの設定項目に設定して、保存すればOKです。
APIキーをCoinLend側に設定して保存する
APIキーが設定されると、下記のような画面になるので「Setting」ボタンを開くと、Lendingできるコインの設定が可能になります。
「Extended」を押すと、貸し出しできるコインのMin<->Maxなども設定できます。
Lendingが始まらない時のトラブルシュート
いつまで待ってもLendingが始まらない時は、LendingがAPI経由で可能なしきい値を超えているか確認しましょう。
Bitfinexでは$50以上がFunding(Lending)用のWalletに入っている必要があります。またPoloniexの場合はコインごとに以下の最低入金基準があります。
- Bitcoin: 0.01 BTC
- Ethereum: 1 ETH
- Clams: 10 CLAM
- Factom: 100 FCT
- Stellar: 100 STR
- Dogecoin: 100 DOGE
もし、仮想通貨の自動売買に興味があるなら、ビットコインのボラリティを利用したトレーディングボットで日利平均1%が安定的に得られる「BitConnect」のレンディングも良い選択肢だと思います。詳しくはこの記事をどうぞ。
Comment
[…] PoloniexやBitfinexでのLendingを自動で行ってくれるサービスは、以前記事に書いたCoinlendなどがあります。 […]